今日も暑かったですね
綿麻着てしまおうか、と思ったのですが まだ探し出してないのでした。
新しい店に引っ越した時に きちんと季節ごとの分ければ良かったのですが
とにかく詰めてしまったので・・・。

お客様と好きな色、着たい色のお話をしていました。
私のピンク好きは周知の事実ですが
じざいやとしては黄色、紫、緑が推し色です。
この組合せが大好きなのです。

その中から今日は紫のお話を。

日本では推古天皇11年(603年)に冠位十二階を定めたときから、色による位が定められました。
一番地位の高い「大徳」を濃紫とし
以下 青、赤、黄、白、黒 にそれぞれ濃い、薄いがあったとされます。
以来 「色」というものは 上級階級のもので7、
貴族、寺社、武士などの中で 意味を持つものであり、長らく庶民には縁のないものでした。
そもそも、染める、ということ自体が贅沢なことだったのです。

江戸期になり ようやく町人階級にも、お金を使って”色”を所有できる人たちが現れ
次第に一般町人にも 装飾品への関心が高まり広がっていくようになりました。
しかし 高価な紅花染めや紫根染めは庶民には禁じられていたのです。
高位と富の象徴である紅と紫は 庶民にとって手の出せない憧れの色でした。
そこで本物の紅、紫よりも安価な蘇芳や他の植物で染めた「似せ紫」(にせむらさき)等が
作られ庶民の欲求を満たしたのです。

さらに高価な染料としても有名なのが貝紫です。
アクキ貝という巻貝の内臓に含まれるパープル腺を使った染色です。
パープル腺は貝の中にあるときは黄色味かかった乳白色ですが日光に当たると赤紫に発色します。
古代オリエント三大文明の中心であった 地中海沿岸で活躍した海洋民族たちが
紀元前16世紀ごろに 貝から色素が取り出せることを発見しました。
貝から取れる色素の量は2000個で1グラム、という極く僅かであり、
その色の美しさと相まって高貴なものとされ帝王紫と呼ばれ、
帝王や貴族にのみ使用が許されました。
帝王紫は古代ローマでも大切にされましたが東ローマの滅亡と共に滅びてしまいました。

貝からの染色はインカ帝国でも行われていて
地中海では貝ろ割って中のパープル腺を取り出したのに対し 
メキシコインディオは海岸へ糸を持って行き
生きた貝から直接染めては貝を海に戻す、という染色方法で現在も僅かに行われています。

紫が好き、という方は着物にもお洋服の方にもいらっしゃいますね。
また年代と共に紫が好き、というかに似合うようになられる方も。
紫の中にも 赤味のあるもの、青系のもの、藤色やすみれ色、こげ茶に近いものなど様々です。

貴女の紫はどんな紫でしょう?

山漆、玉葱、蘇芳を使った紫と薄べージュの縞のみさやま紬に 紫地読谷山花織帯。

紫・黄色・緑のじざいや推し揃い踏みコーディネート。


経糸が生糸で意外にサラリとした風合いのみさやま紬は単衣でも。
山漆、というのが凄いですよね 横山さん、何者?漆職人?

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