羽織を着たら、パッと目に留まる羽織紐。羽織紐を替えるだけでも、全体のイメージが変わります。
組紐タイプやトンボ玉、まるぐけ等いくつか揃えておくと楽しいものです。
羽織をきたときの前姿は、着物+帯揚げ→前帯→羽織紐→帯締め、いう順番に見えると美しいです。
羽織をたくさん持たなくても、羽織紐と帯周りのコーディネイトでずいぶんと雰囲気を変えることができます。
羽織をきたときの前姿
着物+帯揚げ
↓
前帯
↓
羽織紐
↓
帯締め
↓
前帯
↓
羽織紐
↓
帯締め
上から順にきれいにこの並びにするためには、羽織紐をつける「乳(ち)」の位置が大切になります。乳は、共布で小さな輪っかを作って、つけます。
羽織紐は、二本の紐を左右の乳につけて真ん中で結ぶタイプと、一本のタイプがあります。
こちらは二本の紐を左右の乳につけて真ん中で結ぶタイプ。
一本の場合は、羽織紐の両端に鐶(かん)やカニカンを着けて、乳に掛けます。
お気に入りの銀細工に組紐をつける羽織紐オーダーもあります。