一月末くらいから、まだまだ寒いですが、確実に春へと向かって行く気配が感じられます。そろそろ春の薄物羽織の用意の時期です。
梅が咲き、桜が咲いたら、羽織も春物の軽やかなものへ。
桜が散ったら、薄物、ほのかに透け感のある羽織ものが軽やかで素敵です。
たとえば、下の三点の生地は縦よろけで、うっすら透け感があるので、春~夏、秋口までお召いただけます。とても軽い風合いです。
本当にカーディガン的にお使いいただけます。
風合いは軽いですが、段染の色合わせの存在感は、薄物の主役の羽織、といえます。
4月中旬、袷の羽織では本人はもちろん見た目も暑苦しいです。
透け感のある薄物を着てしまっても違和感ないと思いますが、単衣の、こんなサラリとした明るめの羽織ものが1枚あると便利ですね。
綾織ぼかし段です。
そして、可愛い駒上布。スケスケではなく程よい透け感。シャリシャリした風合いで気持ち良いです。
これも、羽織にすると風を含んで、ふわりとした時にとても綺麗です。春先からの羽織ものに暑苦しく見えずにお洒落です。