暑いほどの陽気でしたね。
営業時間をずらして 朝30分ほど出勤を遅くしましたら電車ガラガラ。
帰りは いつものラッシュの8割程度、という感じでしょうか。

実は来週、沖縄へ仕入れに行く予定でした。
決めた時には ここまでコロナが蔓延するとは思っていませんでしたので
ツアーで2泊3日。読谷の作家さんたちや
織物の組合にもお邪魔する予定だったのですが 緊急事態宣言を受けて
休業してたり 見学も受け入れ不可、になりまして。
なにより 自分がコロナウィルスを沖縄に持ち込むことだけは避けたい。
なので残念ですがキャンセルいたしました。
コロナの抑え込みが成功したら 改めて行ってきます。

沖縄の染織について書こうと思ってたのですが
親知らずが痛くて頭が動きません~~
奥歯が腫れました。ずきずきして顎まで痛い。
今日は強めに痛み止めを頂きましたが6時間もたない~~
抜かないとダメみたいです。
このタイミングで・・・と思いましたけど
今なら 腫れて顔が倍になってもお客様ほぼ来ないし
抜歯の時に休んでもどうせ開店休業状態なので
一番いい時だったのかな、と思います。
それにしても顔半分、ズキズキしてます。これ以上腫れたらやだなぁ。

沖縄に行くのは久しぶりだったので予習を兼ねてブログネタにするつもりでしたけど
行かなくなったので ネタを探して 
そろそろ季節外れになりそうですが 静電気の話などを。

冬の関東は乾燥していて静電気がバチバチ発生します。
私はあまり静電気体質ではないようで あまり痛い思いをしないで済んでいるのですが
人によってはかなり痛い思いをされているのではないでしょうか。
着物も裾が足元にまとわり付いて歩き難かったり
脱ぐときにお襦袢や下着がくっ付いたりと 不快なこともありますね。

物質にはそれぞれ+(プラス)か-(マイナス)の電気を帯びやすい性質があります。
この性質が+のもの同士、-のもの同士なら 安定していますが 
+のものと-のものが近づくと、静電気が発生しやすくなります。
具体的に布の素材で挙げますと
+方向から 
ウール>ナイロン>レーヨン>綿>絹>ポリエステル>アクリルとなります。
このことから ウールの着物の下にポリエステルの襦袢を着ると
静電気が起きやすく、ウールの下にナイロンやレーヨンの下着なら起きにくい、と判ります。
また綿と絹の組み合わせも静電気が発生し難いことになります。

しかし 静電気の原因は着るものの素材だけではなく
その日の乾燥状態、素材の吸湿性などとも関係しています。
ウールの下にポリを着ても雨の日なら パチパチしない理由です。
つまり下着に静電気防止スプレーを使用したり、洗濯の時に柔軟剤を使うと静電気を抑えることが出来ます。
おうちで肌着や裾除け、お襦袢を洗う時には 柔軟剤を使うと効果があります。
 
帯電防止加工、というものもありますが
これは静電気は乾燥したものに発生しやすい、という性質から生地に吸水性を与える加工です。
ですから撥水を求めるガード加工との併用は出来ません。
 
着るものだけでなく、着る人そのものにも静電気は発生します。
肌の乾燥が静電気を引き起こすことになりますので
手足に保湿ローションをたっぷり刷り込むことでかなり静電気を抑えることができますのでお試しください。

沖縄ネタで使う予定だった 伊藤峰子さんの花倉織の帯です。
花織に絽織を併用した花倉織は 首里の花織の中でも王族にために織られた高貴な織ものです。

 

 

 

[common_content id=”7743″]