草木染は身体にいい、と言われることがあります。
もちろん、飲むのと着るのでは違いますけど、草木染の材料で漢方薬になっているものもあります。
昔から、着ることが身体にいい、とされている草木染がありますので、いくつかご紹介してみます。
紅花染
まずは紅絹(もみ)です。名前からも判るように紅花染です。
紅の効用として、血行を良くし体温を上げることがあり、そこから冷え性や女性病に良いとされました。
眼病や皮膚病に効くともされ、赤い色の精神的作用からか気鬱にも効くとされていました。
紅色は、濃い色は禁色とされ、庶民にはごく薄い色しか着ることが許されなかった色です。
紫根染
紫根は、解熱、鎮痛の作用があるとされています。また、吉原では性病に効くとして珍重された記録があります。
歌舞伎の助六が紫の鉢巻をしているのも、伊達ではなく頭痛持ちのためで、この場合は右側で結ぶのが薬効を高めるお約束だそうです。
紫根の色も、紅花と同じく禁色とされていました。
山崎世紀さんの紫根染め経涌絞り。
美しくて身体に良いなんてなんて素敵!
紫根の色も、紅花と同じく禁色とされていました。
藍染
庶民に一番馴染みのある藍も、薬効が知られています。
虫除け、殺菌、鎮痛に効果があるとされていて、剣道なのど武道着に藍が多いのは、怪我や打撲時の薬効を期待するためだそうです。
紅とは逆に体温を下げる効果があるの、で夏には虫よけと涼しさの期待が出来ます。
山崎世紀さんの細かい点々が幻想的に美しい藍染の絞り。
茜染
茜は、利尿、止血、通経薬として、鼻血、吐血、血尿、血便、腎臓病、黄疸、神経痛、リューマチ、月経不順に効き目があるとされています。

山崎世紀さんの茜の松皮菱絞り染め。
消炎、咳止めの作用も強く、気管支炎にも効用があるとされますが、これは着るのではなく飲まないとダメですね・・
着物はお腹周りに生地が重なるので暖かく、腰痛にはコルセット替わりにもなりますし、姿勢も良くなりますね。
着物生活は身体によいんですよ。着物を着る機会を増やしましょう^^
着ていく場所がない?? コンビニだってスーパーだっていいじゃないですか。
でもそれではつまらなかったら、じざいやへどうぞ。
着物でご来店頂きますときものポイントを差し上げます。
ポイントを貯めると、帯や着物のお仕立と交換できちゃいます!
着物を着たら じざいやへ行こう! お待ちしております。
[common_content id=”7743″]