小雨がぱらついていましたが 大雨にもならず、
涼しくて過ごしやすい日曜日でした。
大島紬セミナーにご参加ありがとうございました。
今日は小人数(元々少人数ですが)で
じっくりお話いただけました。
中でも印象に残ったのは 現在、泥染の田んぼも 藍染の藍甕も1つしかなく、
また 大島紬のあの細かい絣を作る締機を使える人も一人しかいない・・というお話でした。
もう大島紬は絶滅に瀕している、と言えます。
大島紬をお持ちの方は とにかく着てください!
雨にも強いですから どんどん着て見せびらかして 大島素敵!って思って貰えれば
欲しい人も増えて 産地が潤えば生産も増えますから。
大島紬を楽しんで 沢山着て頂くために大島紬の可能性をご覧頂きたいと思います。
大島紬、実はコーディネートがとても楽しめるのです。
いい大島は確かにお高いけど 着回し回数が多ければコスパは良いと言えるでしょう。
note には 大島紬の八掛遊びの画像をアップしました。
八掛を変えるだけで こんなに表情豊かに変化してくれる 大島紬画像は こちら
モノトーンの大島紬の色合わせは無限大です。
こちらでは 帯揚げのコーディネートについてご覧頂きましょう。
泥染の大島紬に 帯は読谷花織。帯揚げだけ、換えています。
紫の帯に緑の帯揚げ。補色でも受け止めるのが泥大島の懐の深さ。
紫に黄色も着物ならではの組合せ。
昭和の定番、朱色。おかーさんに頼むと娘はすべて朱色が付けられていました。
母心は 娘はいつまでも幼くて赤を着せたいんでしょうね。
頂きものの大島には この手の八掛が付いてることが多いと思います。
でも、これ鉄板で泥大島には似合うのです。帯揚げが赤いとお顔映りも明るくなります。
朱色じゃあんまり昭和だわ・・・と思うけど 赤系統は女心。
そんな時のワインレッドです。
この頃流行りのコバルトブルー。エメラルドグリーン。
大島の差し色として目を惹いて コーディネートの要となってくれます。
大島紬はシックにも アバンギャルドにも コーディネート次第です。
いろんなコーデを試してみてください。
大島紬の可能性は貴女の可能性なのです。
お手持ちの大島紬のお仕立直しもお気軽にご相談ください