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塩瀬、綸子、浜縮緬、絽縮緬、楊柳、絽、駒絽、麻、春から夏への小物使い。

きもの暮らし

ご質問が多い、春から夏への小物使いのまとめです。

小物は着物より先に季節感を取り入れたいもの。ただ、あまり先走るのもちょっとね。

3,4月の単衣に絽の半衿や帯揚げは違和感があります。25度を越えるような夏日でも季節はまだ春。

3,4月の単衣はあくまでも暑さしのぎの緊急避難で、気持ちはまだ袷です。半衿は塩瀬、帯揚げも綸子やシボの低い濱縮緬です。

6月になれば本来の単衣シーズンですから、半衿も帯揚げも絽縮緬、楊柳が活躍します。

ただ、近年の暑さでは5月半ばから絽縮緬、楊柳でも。絽縮緬ではなく絽は6月に入ってからにしましょう。 

駒絽や変り絽織りは、絽目の広さや透け具合で季節の変化に合わせます。

帯揚げの結び方や見せ方で、季節感を出すこともできます。

結び目は、袷の時よりボリュームを抑え、少なめに見えるようにすると涼しげです。

流水や秋草などを織り込んだ紋紗の帯揚げは、6月後半から盛夏の織方です。

麻の着物には、麻の半衿、帯揚げが一番似つかわしいですが、楊柳や紋紗も使えます。

綿麻や小千谷縮みなどの気楽なものは手拭を利用した半衿も。

宮古上布や能登上布などの艶のある上布には、駒絽も似合います。

夏の帯締めと聞くと、レース組のものを思い浮かべる方も多いと思いますが、レース組である必要はありません。

レース組のものは比較的歴史も浅く、戦後、着付け教室の普及と共に多く出回るようになりました。
平組や丸組の中から厚みの薄いもの、細めのもの、色の爽やかなものなどで 暑苦しく見えない、季節に見合ったものを選んでお使いください。

市松の中に絣を織り込んだ可愛い大島紬に根津美和子さんの絣花織帯「瑠璃」。

ミモザの帯留をポイントに。三部紐も1年中使えるアイテムです。ぼかしの帯揚げは色の出し方で季節感も表せて優れもの。


今日の着物美人さん
無地の結城紬に おばぁ様から譲られたという格子の八寸帯。全然古さを感じさせません。

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