今日も暖かかったですね
桜が散り始めたら 春が駆け足でやってきて
ツツジが咲いて 山吹が咲いて、藤の蕾も膨らんできました。
すぐに初夏がやってきますね。
新型コロナ、連休には落ち着いていて欲しいけど、それはもう無理そうですね・・・
自粛で用のない遠出はできないけれど
お家やご近所散歩に着物を着てみるのは如何でしょう。
ちょっと気分が上がってご近所でも特別気分になれますよ。
今日は単衣でした。
おうち着物は単衣が楽ですね。
1日着たら 軽くお手入れしておきましょう。
洋服みたいに 夜に洗濯機にポン!というわけにはいきませんけど
日々のお手入れで 綺麗が長持ちします。
脱いだらまず、着物ハンガーにかけて全体をチェック。
裾や袖口、そして胸元と座った時の膝上あたりの前身ごろが汚れやすい場所です。
柔らかいブラシでササっと撫でてあげれば1日のホコリは取れます。
食べこぼしなどのシミを見つけたら いじらないで専門家に頼むのがお勧めです。
汚れではなくシワになっていたら・・・
アイロン、という手もありますが
木綿や単衣なら寝押しでもよいでしょう。
木綿や麻は 自宅で洗ったあと、寝押しで仕上げるとピシ!っとします。
寝押し、というと学生時代の制服を思い出しますね
雨の日など プリーツの取れてしまった重いスカートを寝押しして
翌朝プリーツのヒダがずれていた悲劇・・・
きものの寝押しは その生地によって時間が違います。
時間が長すぎれば 圧迫されすぎてテカリが出てしまいますし
短ければ 収まりが悪く寝押しの意味がありません。
縮緬などの柔らか物は8時間くらい。
紬は短めでいいのですが
大島は 8時間くらいでぴっちり仕上げるときれいです。
反対に 結城などの真綿は長すぎるとつぶれてしまうので半分くらいの時間で。
しかし いくら寝押しをしても
地の目が通ってない、仕立の下手なものは寝押ししても綺麗になりません。
寝押しの仕方ですが
どの素材でも まずきちんと畳みます。
畳かカーペットの上に 薄板、無ければ厚めのダンボール紙で着物を上下から挟み
その上に布団を乗せます。
実際に睡眠時でなければ きものを三つ畳にして 座布団を乗せ
その上に座っていてもオッケーです。
TVを見ている隙に寝押しもしてしまいましょう。
木綿、麻は寝押しほど重いプレスはしないで
座布団や厚めの雑誌を上に乗せておく程度で十分です。
それ以上すると返ってシワになりやすいです。
重しを取ってシワがっあったら霧吹きするとふっくらします。
寝押し、お試しください。
今日は単衣に向けてのコーディネートを。
サラサラの士乎路縮 森田真理さんの麻地型絵染帯。
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