2022年春 じざいやのお品の委託販売 始めました

雨の日は小物遊び。帯揚げ帯締めの歴史から~(小物半額延長しました)

きもの暮らし

雨ですね~
春に手が届きそうだったのに。三寒四温、と言いますしね。
こんな日は 一人でコーディネート遊びです。

今日は小物半額デーでしたのに
通販のアプリで時間指定してアプリ上は半額になってるのに
実際のBASEサイト上では 一部しか半額になっていない、と午後になってから気づきました。
楽しみにされてた方、申し訳ございません
半額デー、引き続き明日も半額にいたします。
通販上は4/3(水)の11時まで半額になります(なるはず、アプリ上は)
ゆっくりお選びください。

外出自粛&雨で お客様来られないだろうな、と踏んで
店の中に 着物と小物を広げてコーディネート遊びです。

画像をお見せする前に 帯揚げ。帯締めの歴史などをお浚いしておきましょう。

帯揚げ・帯締めの歴史は江戸末期に人気の女形、二代目菊之丞が流行らせた帯結びの
「路考結び」がほどけやすく、 それを補うために帯締めが生まれ、
さらにより美しく補正をするために帯揚げが登場しました。
帯揚げ・帯締めを使うことで より多くの変り結びができるようになりました。
そうなると次第に帯と帯締め、帯揚げの調和やコーディネイトに凝るようになって
帯はいよいよ着物姿に大切な 装飾となっていったのです。

帯とセットのように言われますが
帯締め帯揚げが不可欠になったのは お太鼓結びが完成した明治頃からですから
和服の歴史的には新参者です。

新参者でも その存在感は大きく、
自分では見えませんが 帯枕から脇を通る部分は 人からはよく見えるところです。
ここがねじれていたり適当に束ねてあるとせっかくの着姿が品下がります。
撮影用には綿を入れたしてふっくらと仕上げますが
普段は脇で良く広げてからきちんと畳んでおけば大丈夫です。
シワシワだったり 帯の隙間に突っ込んだ感じだと
どんないい着物や帯も貧相に見えてしまいます。
帯締め、帯揚げがすっきりきれいだと 普段着でもきりりと美しく見えるものです。

帯揚げの結び方、出し方はお好みですが
一般的には若い方はたっぷり見せて年齢が上がると共に少なめに。
フォーマルは多めで普段着は少なめ、が基本になります。
それを踏まえて着物と帯の色を考慮して 見せる分量を調節します。
着物と帯をつなぐ大切な小物となりますから
目立たないように馴染ませたいのか、ポイントととして効かせたいのか
いろいろ楽しんでみてください。 
意外と衿の近くにあるのでお顔映りにも影響します。

対して帯締めは帯との相性を主体に考えます。
帯揚げと同系色である必要はありません。

では 今日コーディネイトの土台にしましたのは
士乎路紬(昨日のリストから漏れてた藍と紫根の縞です)と
吉田美保子さんの八寸帯「イエローフラワー」
小物で春っぽくも秋らしくも出来ます。

ラベンダー色の帯揚げにパステル多色の帯締め。これは春ですね。

ピンクに紅型染の帯揚げ(使うと見えない)と 春色コンビの観世組帯締め。

青を効かせて春から初夏の入り口に。

美人猫の帯留がポイントのコーディネイト。
帯留を使うときには帯揚帯締の色味を統一しておくと帯留が主役になってくれます。
帯留を目立出せたくない場合は帯揚げにポイントになる色を持ってくると目線がそちらに行きます。

秋に向かうこっくりした色の組合せ。

ほぼ冬。墨色の帯揚げと濃い紫に多色のストライプの入った帯締め。

ほんの少しのスペースですが 帯揚げ帯締めが決まないと
なんだか1日気分が悪くて途中で替えたくなったりします。
大抵は 最初にコレ、と思ったのが一番いいのですが
悩みだしたらキリがありませんね。

着物や帯を買うより ずっとお手頃ですから
半額になってる今、お求めください。
こちらからどうぞー

 

 

 

[common_content id=”7743″]