2022年春 じざいやのお品の委託販売 始めました

十日町、六日町を訪ねて、希少な120番手麻襦袢在庫をいただいてきました。

きもの暮らし

越後湯沢駅には5センチ程の雪がありましたけど、この時期としては少なくて楽〜と思って十日町に来たらこちらは ほぼ雪が無い…。

織元の社長さん(80くらい)も、こんな冬は生まれて初めてだそうです。

やっぱり地球規模で変ですよねー。それでも、人は目の前のことをやって行くしかなく。

小千谷縮みの織元を回って来ました。年々生産量も減っている、120番手麻襦袢。こちらでは 蒟蒻糊を使用しています。

あの、食べる蒟蒻です。

下仁田の、食用の高級蒟蒻澱粉を練り上げて、これよりゆるい状態で 糸に一本ずつ均等に付けます。

付けているところは、企業秘密。独自の手製糊付け機が稼働中でした。写真不可。

最近は機械を直せる人も居なくなって、ご自身で旋盤仕事もこなすのだそうです。

湿度を欲しがる麻の為に水を使った撚糸工程も拝見しました。

糊付けの終わった糸

そして、小千谷縮みの絣は越後上布と同じ木場定規でした!

昔は木の板でしたけど今は段ボール紙を重ねて、その厚みに図案を描いて、段ボール1枚1枚に印された点を糸に写し取って絣糸を作るのです。

地道な作業です。

小千谷縮みの絣は、マンガン染めという型染めが多い中、手作業が残っていました。

120番手は生産量が少ないので (年間100織らないそうです)、今ある在庫を全て頂きました。

それでも10本ですけどねー。来月のお楽しみです(^-^)