東京友禅作家、鈴木和美さんをお迎えして、2017年3月11、12日に作品展を開催しました。

東京友禅のあれこれをお話しいただき、八掛け、羽裏、帯などのお誂えも承りました。

生駒暉夫氏のもとで友禅を修業した鈴木美和さんは、デザイン性の高いモダンな東京友禅の作家です。伝統工芸展や全国染織展で入選を重ね、現在は独立して横浜に工房を構えていらっしゃいます。

図案から下絵、糊置き、色挿し、地染めまでトータルに手掛けていらっしゃいます。

鈴木和美さんの帯の作品を使ったコーディネートをいくつか。

3月になったことだし。人気の桜解禁。縮緬の帯です。品よくたおやかなしだれ桜ですね。桜の帯と芝崎さんのロックウッド染藤色無地。
鈴木さんのレースをモチーフにして少しだけ刺繍を入れた帯。懐かしい感じもする矢絣のお召に。
正倉院供物の写しだという花の帯。縮緬の深い黒が際立ちます。古典中の古典のはずなのに、なんだかとってもポップ。飛び柄の小紋に。
デザイン化された松の帯。踊ってるような枝ぶりが可愛くて粋になり過ぎない松って貴重かも。芝崎さんの深緑無地に合わせて。
白い百合の帯。この帯を見たときに、あぁ、鈴木ゆきこさんの白山吹に合わせたいな、と思いました。