吉田美保子さんの作品は話好きで、自らのストーリーを語りだします。
ヨーロピアンだったり、戦国武将だったり。メロディを感じさせたり。
吉田さんとじざいやのお付き合いは、確か2009年からになります。
女性用に、と織った着物を、じざいやの男性のお客様がお求めになり、じざいや的には珍しくない光景でしたが、吉田さんがビックリなさったお顔が懐かしく思い出されました。
その後、お忙しくされていてなかなかご縁がなかったのですが、この度久しぶりのご縁が繋がりました。
吉田さんは、ご自分で直接お客様からのオーダーを受けての制作・販売もされています。この業界では、直接販売をする作家さんは小売店からは嫌われる、というかお付き合いが無くなることが多くて、それは結構大変な決断だったはずなのです。
じざいやは、直接販売をされる作家さんでも共存共栄の道があることを信じて、一緒に歩んでいこうと思っています。
じざいやらしさを楽しんでくださるお客様にぜひご紹介したい作品を作る作家さん、生きの良い、柔軟な発想できちんとした仕事をされる若手の作家さんを、お客様もじざいやも常に求めています。
ブラッシングカラーズ、と名付けられた技法は吉田美保子さん独自のものです。経糸に染料をブラシで刷り込んでいます。
様々な技法で新しい表現への挑戦を続ける吉田美保子さん。2009年からの飛躍を存分に味わっていただきたいと思います。