嬉しいニュースです。登喜蔵さんがじざいやにご来店決定!

2/10,11の2日間、登喜蔵さんをお迎えします。

ちょうど去年の同じ日にご来店頂きました。去年のずりだし実演の様子です。

繭のまま染めてから糸を引き出す「ずり出し」という独特の技法で作られた糸を、丹念に一枚の布に織上げた登喜蔵さんの紬は華やかさはありませんが、心にまで寄り添ってくれる暖かい布です。

登喜蔵さんのずり出しの糸に使う繭は、普通の糸を取るために養蚕されている蚕の繭ではなく、繁殖用の卵を産むための蚕の繭です。

なので、繭の中の蚕(蛹)はちゃんと羽化して蚕蛾になる繭です。糸を取るために煮殺されることがないので、内側まで美しい繭でした。

繭から生きた蛹を取り出した後、繭を灰汁で煮てから草木染にします。登喜蔵さんは、地元で手に入る草木で染めています。

昨年登喜蔵さんの着物や帯をお求めくださいました方は、ぜひ お召になって登喜蔵さんに着姿をご覧頂いてください。

ふっくら優しい登喜蔵さんの紬をまだ触っていない方は、この機会にぜひ触れてみてください。