2022年春 じざいやのお品の委託販売 始めました

綿麻、涼しくないという方、居敷当ての素材をチェックしてみてください

きもの暮らし

10月も6日になってやっと、やっと30度を切りました。ふうぅ・・単衣になれる。

でも 今日は病み上がりで体力なくて単衣を棚の下から引き出す気力がなく、3:7で木綿が多いまったく透けない綿麻にしました。こないだまだ着ていたのは綿:麻が50:50 でした。

綿麻を着ると思いだすのが、お客様が他所のお店でお仕立になった綿麻がちっとも涼しくない、
むしろ暑い・・・とおっしゃるので 拝見しましたときのこと。

素材は確かに綿麻でたぶん5:5.茶系の格子で透け感はほぼありません。

しかーし、ポリ絽の衿裏と脇から脇への居敷当てが付いてました。

これでは涼しくありません。確かに暑いです。

ご自宅で洗えるように、とポリ絽の衿裏を付けたのはまだ判りますが、後ろ側を覆いつくすようなポリ絽の居敷当てが熱と湿気を抱え込んで暑いはずです。

じざいやでは、ご指定がなければ新モスか晒です。

お尻が引けないように、透けないように、と居敷当てを勧めたなら、素材も選んでほしいですね。

大手のチェーン店では単衣に居敷当てはデフォになっていて、居敷当て分の値段が入っているからなのか・・?

少なくとも、自分で夏物を着る人間ではやらない仕立だなぁ、と思ったことでした。

すぐに、居敷当て外しちゃえ!とアドバイスさせて頂いて、「涼しくなりましたー」とご報告頂きました。

着る人の身になって、実体験からご提案できる店でありたいです。

私の本格的絹単衣は来週から・・・になりますが。

見渡せばこんなに暑くても 景色はすっかり秋です。道端にはススキが、キノコが、コスモスが。

今年の横浜は金木犀が咲かないので(台風の塩害のせい?)寂しいですけど、夏には拝めなかった富士山も顔を出しました。

暑くて夏気分でしたけど、日は短くなったし明日までの秋分が終われば、7日には秋本番の寒露です。

体感が季節に追いつかない~~。秋草もの出さなくちゃっ。


↑ 今日まで日本橋のサローネに出展されてるえどいろさんの秋モチーフたち。じざいやでもご覧いただけます。

ってことで 単衣に秋の帯留をつかったコーディネート。

お太鼓姿は

着物は、原田さんの琉球美かす里。藍絣木綿です。薄手の木綿なのでこれからの季節、気持ちよくお召いただけます。濃すぎない琉球藍の色目も良いですね。

帯は上田紬。格子の八寸帯は気楽な着物のベストアイテム。1つは欲しいですね。

そして、えどいろさんの月見うさぎの帯留。

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