深みのある日本古来からの色。艶があり、しっとりとした大人色の無地紬たち。

能登半島の別名でもある士乎路(しおじ)。士乎路紬は、1軒だけで生産されているので生産数に限りがあり、あまり市場に出回りませんが、一度手に取ると忘れがたい織物です。

士乎路紬は、結城の洗張り後の柔らかで軽い風合いに、大島の染の美しさを融合させた、いいとこどりの紬です。

しなやかで肌に良く馴染み、深みのある色で、シワにもなりにくい特性があります。

今回は、その風合いの良さとコーディネイトを楽しめる無地をご紹介します。

しっかりと草木染にされた深みのある色は日本古来からの色です。真綿なのに艶があり、しっとりとした大人色の無地紬たち。存在感のある、主役を張れる無地紬です。

今回ご紹介する無地はこちら。

手前から 濃紫・藤袴・紫苑・縹色・白鼠。

濃い紫。人気の紫の中でも 高貴さの漂う美しい紫。

枯茶。優しいお色で帯で春秋・年齢層を問わずにお召頂けます。

縹色は濃淡2色の薄藍を使っているのでちょっと格子っぽく見えます。明るい水色で元気の出るお色です。

常盤色。松葉のような深い緑です。緑は意外とどんな色との相性も良いのでもっと普及しても良いと思うのですが・・・葉っぱの色ですからいろんな花の色や空や土の色と馴染んでくれます。

白鼠。顔写りの良いグレーです。上品にまとめたいのならこれ。こちらは玉繭を使っているので艶感もひとしおです。

手引きの糸ですので、毎回多少の太さや節の入り方が違い、染めた染料によっても糸の表情が変わります。白鼠と濃緑は玉繭糸を使っています。

無地の士乎路紬 コーディネート

クリスマスシーズンのコーディネート。深緑の士乎路紬に、クリスマス型絵染半衿。帯は、中村由美子さんのヒイラギとクリスマスカクタス(売約済み)。

士乎路紬のこの色は、深みのある美しグリーンで実はとても使い勝手の良い色です。黄色系や朱色系はもちろん、黒、茶、紫・・・・いろんな色とも相性が良いのです。

士乎路紬はのっぺりした無地ではなく、糸味があり、手紡ぎの糸の太い細いが感じられる暖かな紬です。

同じ濃緑の士乎路紬に吉田美保子さんの三角グラフティ八寸帯。オレンジが効いていますね。

どんな帯でも受け止めてくれるので、コーディネイトの幅も広がります。着心地が良くて帯次第でお遊びからお呼ばれまで使い回せます。

ついつい手が伸びて、気が付いたらいつも着ていた、となる士乎路の無地紬たちです。

士乎路紬をもっと見たい方、こちらかどうぞご覧ください。

 「士乎路紬 本場結城の糸のよさ、大島の泥染の色艶 を融合した紬」で、誕生エピソードをどうぞ。

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